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肩痛 その痛み｢五十肩｣？ 取材協力／ゆたか整形外科
「中高年になるといわゆる『五十肩』に悩まされる人が増えますが、一括りに判断するのは危険です」とゆたか整形外科の川名院長は話す。
五十肩は関節周囲組織の退行性変化を基盤として明らかな原因なしに発症し、一般的には動かすのがかなりつらい痛みに加え、動かさなくても痛みを生じたりし、関節拘縮が現れ肩の可動域が制限される。
一方、肩の運動痛や運動障害はあるが、多くは肩の挙上は可能な疾患に腱板断裂がある。一般に狭義の五十肩と違い、関節の動きが固くなることは少ない。さらに五十肩の症状に似ていて中年女性に多い石灰性腱炎もある。
「治療は疾患や病期により薬物・注射療法や運動指導等を使いわけて選択します。また鑑別に頚椎疾患、腫瘍、内臓の関連痛等もあり、自分で一概に『五十肩』と判断せず、痛みが出たら早めに受診を」と話している。
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