横須賀・三浦 トップニュース社会
公開日:2026.10.02
地域を動かす実践者 三浦でフォーラム、未来へ提言
課題解決に向けたアイデアや新たな挑戦を発表する世界的なトークイベント「TEDxMiura」が9月27日、三浦市民ホールで開かれた。水産業、医療、環境、教育、アートなどの分野で情熱を注ぐ登壇者7人がステージに立ち、それぞれの取り組みに込めた熱い思いや未来への提言を行った。
トップバターとして登壇した三和漁業協同組合城ヶ島支所の石橋英樹さんは、磯やけに立ち向かう漁師の葛藤を話した。近年の海水温上昇により、砂漠化した海を守るため有志の漁師仲間やボランティアとともに保全活動を開始。現在は「海の学校」を通じ、地域の子どもたちや外部の参加者とともに豊かな海を取り戻す取り組みを続けている。石橋さんは「一人ひとりが少し先の未来を考えて行動すれば、海はまだ変えられる」と切なる願いを訴えた。
三浦市で在宅医療に携わる家庭医の兒玉末さんは、患者の心に寄り添う中で見出した「共感の力」と「社会的処方」の実践について語った。末期がんや重度障害を抱える患者の治療にあたる中で、生きる意味の喪失や心の苦しみを乗り越える「寄り添いのケア」として「音楽」を活用。クリニックにピアノを設置し、コンサートやバンド活動を展開している。近年は生成AIと作曲家を組み合わせ、患者の語る人生ストーリーを楽曲化するプロジェクトも展開。医療では決して生み出せなかった「生きる力」が蘇る過程を伝え、三浦から共感の輪を広げていく考えを示した。
このほかにオルタナティブスクールの開校や逗子海岸で夜の海の波頭に光を照射して幻想的な青の空間を生み出すプロジェクトの報告などがあった。現代社会の「自然との距離感」について持論を展開した環境コンサルティングの男性は、都会とローカルを繋ぐ二拠点生活の有用性と三浦市の可能性を語った。
主催者の朝本千可さんは、「小さなまちから生まれる大きなアイデア。これが三浦を照らす」と今回の取り組みの意義を話した。登壇内容は後日、TEDのホームページで公開される。
ピックアップ
意見広告・議会報告
横須賀・三浦 トップニュースの新着記事
コラム
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











