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公開日:2026.10.09

横須賀市大矢部 開かれた歴史と自然の谷戸 新公園整備、案内ガイドも養成

  • 近隣住民を対象とした現地見学会。事業者が公園概要を説明した

    近隣住民を対象とした現地見学会。事業者が公園概要を説明した

 横須賀市が2028年4月の開園を目指して整備を進めている大矢部みどりの公園「(仮称)MEZAME VALLEY」(大矢部2の15)の概要を紹介する公式サイト(https://mezamevalley.jp/)を同園の運営事業者が公開した。10月4日には、近隣住民向けの現地見学会も開かれ、本格的な整備工事がスタートする。

 戦前に建造され旧日本軍が弾薬倉庫として使用していた大矢部弾庫跡地で、東京ドーム約4個分(約19ha/平地部分は約4ha)の広大な敷地。長井海の手公園「ソレイユの丘」の指定管理者である(株)日比谷花壇を代表企業とする事業体「大矢部オープンゲートプロジェクト」が整備し、管理・運営も行っていく。横須賀の中心部にありながら、国の管轄として90年近く閉ざされていたため、手つかずの谷戸地形が保たれており、三浦一族ゆかりの史跡として「円通寺跡」や「深谷やぐら群」などの史跡も遺されている。

 同プロジェクトでは、歴史・自然を「大矢部ならではの価値」として位置づけ、単なる集客施設ではなく、里山体験や交流の拠点としていく方針を打ち出している。4日の見学会でも地域住民らに同様の説明があった。

 具体的には、貸農園や水田を設けて、市民に自然環境や循環を学んでもらうほか、ヨガや座禅、瞑想のプログラムを用意して心と身体を整える場としていく。

 施設計画には、大屋根の設置も盛り込まれている。雨天時も利用できる活動スペースとしていくだけでなく、災害発生時などに食料や資機材を一時的に受け入れ、地域へ搬送する物流配送拠点としての機能も持たせる。このほかに、地元食材や園内で栽培したハーブを用いたメニューを提供する地産地消をテーマにしたレストランの開設や、三浦一族の歴史を紹介する展示スペースなども予定している。

市民参画で愛着醸成

 同プロジェクトでは、市民などが同地の歴史を紹介する「語り部」の育成も進める。養成講座を開いて三浦一族をはじめとする地域の歴史や文化を学び、開園後に来園者のガイドを務めてもらう。講師は歴史・山城ナビゲーターの山城ガールむつみ氏が担当する。

 10月24日(土)には日の出町のヴェルクよこすかで説明会が開かれる。実際の講座は12月6日(日)に開講し、約1年間かけて学ぶ(全24回)。受講料は2万円(22歳以下は1万円)。詳細は公式サイトに掲載。

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