農業に魅了された20歳 三鶴太一さん (南下浦町在住)
達成感とやりがいは、農業をやっているからこそ味わえる―。
まだ、あどけなさが残る20歳の青年。しかし、自分の歩む道を決め、確実に一歩一歩前に進んでいる彼の表情は迷いもなく、自信に満ちている。
初声にある平塚農業高校初声分校を昨年春に卒業後、家業である農家に就職した。家では、大根、キャベツ、枝豆などを作る。冬は大根やキャベツなどの出荷作業で忙しい日々を送る。
幼い頃から家の手伝いをしていた。親に褒められるのがうれしく、楽しかったと振り返る。「小さい頃から畑仕事に頑張る両親の姿を見ている。その光景は私にとってあたりまえで自然。いつか自分も一緒に仕事をしたいと思っていたから、今の自分があるのは当然」といいきる。
仕事は、朝6時過ぎから午後5時頃。日が登り、日が暮れるまで畑で作業をする。時間で終わる仕事ではない。今日はここまで作業をすると決めたら終わるまで帰れない。「楽ではない。やりがいが上回っているので充実している」と話す。「作物は努力しただけ良い出来となって返ってくる。手を抜くと、その分出来も悪くなる。作物は正直」
自由になるのは夜。友達とカラオケやボーリングに行くことが多いとか。仕事も遊びも全力投球が真情。「農家のひとりとしては初心者。今は、経験を積んで技術を身につけることに専念したい。将来は、自分にしかできないものにチャレンジしたい」と夢に向かって歩む。
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御朱印集めて開運祈願4月20日 |
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