胴網海水浴場 運用見直し3年振り復活 自然学習や体験で通年利用
2011年の夏以降休止していた油壷にある海水浴場のひとつ「胴網海水浴場」が3年ぶりに復活した。夏は海水浴場、オフシーズンは自然学習・体験等の場として一年を通して使われるなど新たなスタイルでスタートした。
海開きとなった8日、胴網海水浴場は台風の影響で遊泳はできなかったが、バーベキューを楽しむ家族の姿があった。「休止前はよく来ていたので復活して良かった」と笑顔を見せた。
今年から運営するのは、城ケ島などで災害時に役立つアウトドアのノウハウを学ぶ体験型の防災アウトドアプログラムを開催している(株)STEP CAMP(寒川一代表)。広すぎず狭すぎずの同海水浴場が家族連れに人気を集めていたが、運営上の理由から11年の夏を最後に休止となっていた。同海水浴場開設者の油壷観光企業組合には運営を希望する複数の話が寄せられた中、寒川さんのアウトドア体験など学習の場としての活用構想に、同組合と統括する油壷観光協会が共感し開設に至った。
胴網海水浴場がある周辺は、小網代の森をはじめ自然が残る地域。寒川さんは、海水浴場としての利用だけではなく、自然を活かした体験・学習の場としても注目している。9月以降は、ワークショップほか様々な体験プログラムを計画していくという。「今後は、油壷マリンパークや東大臨海実験所など地域との連携を図り体験・学習の幅を広げていければ」と寒川さんは話している。出口眞琴同協会会長は「通年で活用できる新しい運用。油壷に活気が戻るきっかけになれば」と期待する。
|
|
|
|
|
|