三浦市社会福祉協議会は、市内に点在していた介護や障がい者他に関する相談窓口を1カ所に統合した「安心館」を市総合福祉センター(南下浦町菊名)内に設置した。縦割りの体制を見直し、ひとつの場所で様々なサービスが受けられるワンストップ体制で相談に応じる。
「安心館」では、地域住民の保健・福祉・医療の向上、虐待、介護予防マネジメント、障がい者の自立支援、ケアプランの作成、生活困窮者支援など多岐に渡る相談に対応する。
同館には、看護師や社会福祉士、ケアマネージャーといった福祉・介護・医療の専門家7人前後のスタッフが常駐する。また、弁護士ほか外部にアドバイザリースタッフを配置し高度な内容の相談にも応じる体制を整えている。来館が困難な人に対しては、出張にも応じるという。
三浦海岸駅前に4月に開設した「はにかみ屋」は、福祉なんでも相談所とし「安心館」の出張所とした。「相談事は多岐に渡り、一人ひとつとは限らない。従来は、相談内容によっては何度も足を運んでもらうことがあった。相談者側に立った真のサービス提供が重要と考え今回の体制を整えた」と佐藤千徳常務理事は説明する。また、「各専門分野のスタッフが相談内容に関わることで、解決への道筋が広がることもある」と話す。
月に一度、スタッフ・社協職員による事例検討会を開き、問題の共有とスキルアップを図っている。同館統括管理の福島友美さんは「各スタッフが持つ専門職を活かし、相談者が抱える様々な悩みや困りごとに対応していきたい」と話している。
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