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しずくちゃんを救う会(横須賀市) 「心臓移植しか道がない」 米で手術 3億円の募金活動

社会

掲載号:2017年7月21日号

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小学校に戻る目標を持ちながら、病院のベッドで懸命に生きている雫さん
小学校に戻る目標を持ちながら、病院のベッドで懸命に生きている雫さん

 心臓に重い病を抱え、移植手術が必要な横須賀市立森崎小2年の岡崎雫さんを支援する「しずくちゃんを救う会」が今月10日、立ち上がった。渡米して受ける手術費など3億1千万円を目標とする募金活動もスタートさせた。同日に厚生労働省で記者会見した父親の俊哉さんは「心臓移植しか道がない。みなさんの善意にすがるしかない」と苦しい胸の内を明かした。

 雫さんの病名は「左室心筋緻密化障害(心筋症)」と呼ばれる難病。3歳で診断され、しばらく大きな変化がなかったが、小学校に入学してから病状が思わしくなくなり入退院を繰り返している。現在は東京大学医学部付属病院で入院生活を送っており、本人はもう一度学校に戻ることを願っているという。

 心筋症は根本的な治療方法がなく、命をつなぐには心臓移植しかない。だが、国内での小児心臓移植は極端に少なく、実現の可能性が極めて低いことから米国での手術を両親が決断。担当医師を介して、米コロンビアの病院で移植待機者に名前を連ねることができ、ドナーが現れるのを待っている状態となっている。

 大きな壁は高額な費用負担だ。海外では保険が適用しないため医療費は莫大となる。「救う会」が算出しているのは渡航費なども含めて3億1千万円。個人で賄える金額でないため、両親と友人らが中心となって募金活動を始めた。ホームページ(【URL】http://www.save-shizuku.com/)も立ち上げており、活動状況などを報告していく。このほかにも、有志の地元大学生が8月にチャリティーミュージカルを企画、救う会と連携しながら支援の輪を広げていく考えだ。

 記者会見で雫さんの母親の泉さんは、「(雫は)七夕の短冊に『弟たちと過ごしたい』と願いを記していた。当たり前の生活を取り戻したい」とコメント。救う会の池井将代表は「年内に目標額を集めて、家族を米国に送り届けたい」と力を込めた。

 金融機関に開設している募金の口座名義は「シズクチャンヲスクウカイ」/湘南信用金庫衣笠支店 普通0453303/かながわ信用金庫栄町支店 普通1385915ほか。

 問い合せは同会事務局【電話】046・851・5301(土・日・祝を除く午前10時から午後3時)
 

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