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県立高校再編 統合で「三浦初声高」へ 本議会で可決後、決定

教育

掲載号:2017年9月22日号

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 神奈川県教育委員会は、県立高校改革による三浦臨海高校と平塚農業高校初声分校の再編・統合に伴い、2018年度に新たに開校する学校名を「県立三浦初声高校」とする議案を県議会にこのほど上程した。両校の関係者らから広く意見を集め、寄せられた候補から選定したもの。開会中の第3回定例会での可決を経て、正式決定される。

「地域の名、冠して」

 新たな校名候補の選定は今年2月から4月末にかけて、両校の生徒、教職員、PTA、同窓会、地域住民などから聴取した意見をもとに進められてきた。「地名・町名等に関連するもの」「両校の特徴を表すもの」「再編・統合後の新校を象徴するもの」の視点から、有識者らで構成する県立高校校名検討懇話会が協議を重ねていた。

 寄せられた意見では、「所在地の三浦や初声を冠すべき」との声が根強く聞かれ、両校の名を残すことができる「三浦初声高」を支持する人が多くみられた。そのほか、現行の「三浦臨海」を残す案や、臨海の青と農業の緑をイメージしたもの、新たなスタートを想起・象徴するものが望ましいといった声もあり、「三浦緑洋」「三浦はまゆう」を合わせた3名称が最終候補にあがっていた。

 新校では「自ら学ぶ力を育て、次代に有為な人を創る」を教育目標に掲げ、単位制による全日制の普通科と、三浦半島の農業を支える人材育成をめざして専門性を身につける都市農業科を併置する。全校生徒840〜960人(21〜24学級程度を予定)の学校規模を見込んでおり、生徒会活動や年間行事、一部の部活動は全校で行うという。

 また、現在の三浦臨海高の校舎を入江キャンパスと名称変更し、おもに共通教科の教場に使用。和田キャンパス(現平農初声分校)は、農業科目学習時の実習地として既存の施設と敷地を引き続き活用する。予算などの都合上、現時点ではキャンパス間を結ぶスクールバスの運行はせず、60分間の昼休憩を移動に当てる方針だが、片道20〜30分を要することから、「日課の組み方に配慮や工夫が必要になり、これから考えていきたい」と学校関係者は話している。

 なお、校章や校歌などの制作は校名決定後に行われる予定。

少子化受けた適正配置

 県立高校の再編・統合は少子化に伴う生徒数の減少動向を鑑みた適正配置で、学校改革の一環として進められている。2000年から09年度にかけて実施された大規模な統合では20校余りが閉校。しかし、県内公立中学校の卒業生徒数は1988年の12万2000人をピークに、この先も減少が続く見込み。

 こうした背景を受け、現在、県内にある142の県立高校(他、分校1校)のうち、2027年度までの12年で全体の約2割となる20〜30校程度を削減していく考えだ。

 対象校は県内を5地域に分け、全日制進学率の向上、生徒数動向に対応した学校数と学級数(1学年8〜10学級を目安)、校舎の老朽化や通学利便性などの観点から話し合われ、横須賀三浦・湘南地域では、三浦臨海と平塚農高初声分校のほか、横須賀明光と大楠が対象となっている。

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