三浦版 掲載号:2018年3月23日号 エリアトップへ

三崎漁港 国内初、冷凍まぐろ市場竣工 4月中旬から取引開始

社会

掲載号:2018年3月23日号

  • LINE
  • hatena
今月18日に行われた竣工式でのテープカット
今月18日に行われた竣工式でのテープカット

 全国で初となる冷凍まぐろ専用の「三浦市低温卸売市場」が、このほど三崎漁港に完成した。同漁港の高度衛生管理化に伴う整備の一環。取引開始は4月中旬を予定しており、市は三崎産水産物の国内外での消費拡大をめざして、新たな集出荷体制の確立や戦略的なPR、国際的な食品安全管理基準「HACCP(ハサップ)」の取得などを行っていきたいとしている。

 調査設計費を含む総工費は約19億6千万円。2016年12月、建設工事は現市場に隣接する漁港関係者の駐車場で始まった。鉄骨造2階建て、延床面積は3184平方メートルの広さを持つ。

優れた機能面

 三崎漁港における冷凍まぐろの取引は、1日600本超。機能面では徹底した品質衛生管理と作業効率向上を両立した。スムーズな移動とまぐろに傷がつかないよう床面を平滑に塗装。陳列場の照明は、目利きへの影響を配慮して現市場と同等の見え方が確保されているという。

 また、従来苦慮していた夏場の温度管理も完全閉鎖型にすることで解決。搬出口を気密性の高いシャッターを二重化し、空調による温度管理で陳列室内を15度(前後2度)で保つ。

 今月18日、完成を記念して行われた竣工式には、齋藤健農林水産大臣や小泉進次郎代議士をはじめ、100人を超える関係者が出席。三崎まぐろのブランド強化と発展を祈念した。冒頭で吉田英男三浦市長は「万感の思い。これからも国の政策とマッチさせた動きで、日本一のまぐろ市場をめざしたい」とあいさつ。新たな一歩に決意を新たにした。

水産業振興の中核担う

 三崎漁港は全国2860ある漁港のうち、水産業振興で特に重要な港として政令で定められた13の特定第3種漁港の1つ。近年では、水産資源状況の悪化や就業者の減少などが起因して取扱量は減少傾向にある。1968年の9万4千トンをピークに、2011年以降は2万トン台で推移する。

 こうした現状を受け、行政や業界関係者、学識経験者らでつくる検討会が「水産業・漁港を核とした振興ビジョン」を16年に策定。産業活性化に向けた31の項目を掲げ、”オール三浦”で取り組む。

 なかでも力を入れるのが、三崎産水産物の海外輸出。日本食ブームを追い風に、高度衛生管理化による品質の良さ、羽田空港との近さを強みに海外マーケットの開拓をねらう。齋藤農水大臣も今月16日の会見で「輸出促進に向けて水産業を牽引する中核施設」と期待。市はアジア地域での市場開拓をしたのち、将来的には欧米での拡大をめざし、HACCPの取得を進めたいとしている。

1階の陳列室
1階の陳列室

三浦版のトップニュース最新6

新たな地域拠点完成

東岡区民会館

新たな地域拠点完成 社会

古民家活用で「憩う場に」

12月3日号

交通死亡事故が急増

三崎警察署管内

交通死亡事故が急増 社会

安全確認の再徹底求める

12月3日号

2年ぶりに再開へ

三浦海岸桜まつり

2年ぶりに再開へ 社会

ライトアップやお迎え式中止

11月19日号

前年度2.5倍で最多

三浦市児童虐待

前年度2.5倍で最多 社会

在宅時間増加が一因か

11月19日号

ヘリで観光促進へ

京急電鉄

ヘリで観光促進へ 社会

新路線開設や空の駅を設置

11月5日号

“お菓子”な三浦野菜を考案

“お菓子”な三浦野菜を考案 社会

関東学院大生ら産学連携

11月5日号

あっとほーむデスク

  • 12月3日0:00更新

  • 11月19日0:00更新

  • 11月5日0:00更新

三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2021年12月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook