パドルを漕いで水上を進む人気のマリンスポーツ「SUP(サップ)」を使用して、歩いては行けない秘境地や隠れスポットに海からアクセスする新しい切り口の歴史探訪ツアーを「ヨコスカパドルクラブ」(横須賀市長沢1の14)が商品化した。横須賀・三浦半島の海岸沿いに点在する歴史遺産や戦跡めぐる。
最大のウリは専門家によるガイド。無線式の防水型コミュニケーションツールを用いて、耳元で案内を聞きながら海上散歩を楽しむ。美術館や博物館で用いられている音声ガイドをヒントにしたという。未経験の人でも安心して海上に繰り出せる「BIG SUP」(最大8人乗り)も用意、インストラクターが同乗する。
来春の本格展開を前に10月27日(土)、油壺湾周辺を舞台にしたモニターツアーを実施する。深い緑に囲まれた湖のような湾内をSUPで進み、世界最古の臨海実験所のひとつ「東京大学三崎臨海実験所」や先ごろ土木学会から土木遺産に認定された明治中期の遺構「油壺験潮場」に海上から迫る。太平洋戦争中に築かれた本土決戦陣地跡なども見ることができる。案内役を東京湾要塞研究家のデビット佐藤氏(本紙連載「東京湾要塞を行く!」著者)が務める。
定員は10人で、BIG SUPの乗船者を募集。油壺荒井浜海岸「カメハメハ大王の渚」に午前10時集合、午後2時半解散。料金は1人5000円(ランチ・保険代込)。初心者は湾内でパドリングの講習を行う。
申し込み・問い合わせは、ヨコスカパドルクラブ【携帯電話】090・7207・5124(原さん)
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