神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
三浦版 公開:2019年5月31日 エリアトップへ

高梨農園 三浦味わう“野菜のおやつ” 農水省の6次化認定

社会

公開:2019年5月31日

  • X
  • LINE
  • hatena
認定証を受け取る高梨さん=写真左=と、認定を受けた大判焼き
認定証を受け取る高梨さん=写真左=と、認定を受けた大判焼き

 金田の「高梨農園」はこのほど、同園で生産する野菜や果物を餡に使った大判焼きを商品化し、農林水産省の「6次産業化・地産地消法」の事業計画認定を受けた。「手づくりおやつ」をコンセプトに、うらりマルシェの同園直売所での実演販売を6月上旬から始め、味のバリエーションを増やしながら野菜と農業の魅力を伝えていく。

 「三浦野菜をその場で食べられるところがまだまだ少ない」「まぐろを目当てに来た観光客が食べられるおやつをつくろう」――。高梨農園の高梨尚子さんは、オリジナルの大判焼き誕生の着想を振り返る。コンセプトは「手づくりおやつ」。1個あたり約60gの食べごたえある餡には、自社農園で生産したサツマイモ・カボチャ・夏ミカンを使用。素朴な味わいをめざし、県内で多くの6次産業化商品の開発を監修する料理研究家の矢野ふき子さんらと、食材の味や特性をいかす調理法を試行錯誤したという。

 「暑い夏でも食べられるように」と限定商品を開発するなど、ラインアップにも工夫。モチモチとした食感の生地のなかに、夏ミカンと練り上げた白餡をはさんだ大判焼きを一度冷蔵庫で冷やしてから提供する「冷やし大判」は、柑橘の爽やかな甘さが特徴だ。「ポテトサラダや切り干し大根などを使った甘くない野菜のお菓子も作ってみたい」と今後の展開について高梨さんは意欲見せた。

「農業の魅力伝える」

 同農園はこれまでにも、規格外野菜の有効利用と経営安定化を図るために手掛けた無添加ジャムが県の「なでしこブランド」の認定を受けるなど、6次産業化を積極的に推進。矢野さんは「ノウハウがあり、商品づくりがスムーズだった」と話し、高梨さんは「(商品を通じて)若い人にも農業の面白さが伝われば」と期待を込めた。

 今月23日には、農林水産省関東農政局神奈川支局の坂本里美支局長から認定証が授与されたほか、試食が振る舞われ、参加者は笑顔で大判焼きを頬張っていた。

 うらりマルシェ1階の高梨農園直売所「甘味くらわんか」で、6月上旬に夏ミカン、今秋からカボチャ・サツマイモを1個180円で販売予定。

三浦版のトップニュース最新6

地域福祉「主役は住民」

三浦市社協

地域福祉「主役は住民」

第5次活動計画を冊子化

4月26日

牛の赤ちゃん誕生

初声高

牛の赤ちゃん誕生

人工授精で繁殖成功

4月26日

4月17日から実証実験

かなライド@みうら

4月17日から実証実験

夜間限定で1日5台運行

4月12日

小中学力テストの対象拡大

三浦市教委

小中学力テストの対象拡大

今年度から新プロジェクト始動

4月12日

旧三崎中に複合施設整備

三浦地所

旧三崎中に複合施設整備

今秋ごろから順次開業へ

3月29日

浦賀沖でサーモン養殖

浦賀沖でサーモン養殖

若手漁師ブランド化めざす

3月29日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook