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三浦 社会

公開日:2022.08.05

Misaki Police Station
市民の被害防ぎ、命守るために

  • 協定書を持つ(左から)太田署長、高梨会長、山田会長、井上支社長、平野オフィス長

第一生命と安全協定

 三崎警察署と第一生命保険(株)横浜総合支社(井上聡支社長)、三浦市防犯協会(山田光雄会長)、三浦市交通安全協会(高梨和吉会長)は7月25日、特殊詐欺を始めとする各種犯罪被害や交通事故を防止を目的に「地域安全に関する協定」を締結した。

 同社三浦営業オフィス(平野雷太オフィス長)の顧客8千人以上に、社員約20人が詐欺情報などを記載したチラシを配布。積極的な情報提供を行い、被害を未然に防ぐことを目指す。同署管内での特殊詐欺被害件数は、今年1月1日から7月24日時点で4件、被害額は約400万円で、昨年より3件増。太田広明署長は「日頃から地域住民と密接に関わる民間事業者との連携はありがたい」とコメントした。

 同様の協定は全国各地にある他の警察署でも結ばれており、神奈川県内では35署目となる。

若手署員が風水害対策訓練

 三崎警察署の裏庭で7月21日、風水害対策訓練が実施された。現場経験が少ない若手署員の技術向上を図るのが狙いで、約30人が参加した。

 訓練内容は、大雨によって土砂災害が発生し、倒壊した建物の下敷きになった住民を救出するという想定で行われた。神奈川県警察本部の危機管理対策課即応対策チーム指導のもと、チェーンソーで角材を切り落としたり=写真左=、車用ジャッキで隙間を作って=写真右=大きな棚の下敷きになったダミー人形を運び出したりした。

 地域課の金浜洸毅さん(19)は「資機材の用途や使い方を知る良い経験になった。人命救助の際に素早く行動できるよう役立てたい」と感想を述べ、太田広明署長は「市民を守る有意義な訓練だった。今後に活かしてほしい」と期待を込めた。

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