三浦 文化
公開日:2022.10.07
郷土芸能いなりっこ
大人顔負け堂々たる舞
三崎で3年ぶりに披露
子どもたちがユニークな面を着けて踊る三浦市指定重要無形民俗文化財「面神楽」の子ども版「いなりっこ」の発表会が10月2日、三浦市民ホールで3年ぶりに開かれた。年中から高校1年までの16人が狐などに扮し、笛や太鼓に合わせて伝統の舞を披露した。
いなりっこは、五穀豊穣などを祈願する信仰の一つ「稲荷講」が訛った呼び名とされ、発表会と海南神社での奉納が年1回、執り行われている。かつては三崎の各町内で踊られていたが、1960年頃から廃れていき、一時消滅した。しかし、71年に海南神社青年会が発足すると「いなりっこの灯を消すまい」という声が上がり、翌年に復活。現在は面神楽の踊り手「三浦いなりっこ保存会」(水上俊郎会長=人物風土記で紹介)のメンバーが、同神社氏子会館で指導にあたっている。
「50回目の節目に何とか踊らせてあげたい」。コロナ禍で過去2年は中止を余儀なくされたが、同保存会が関係者の同意を得て、開催に漕ぎつけた。子どもたちは8月中旬から週3回の練習に励んできたが、感染対策として2班に分かれ、例年の半分ほどの少ない時間の中で演技を覚えた。
本番では、「国がため」「湯立」「天狐の舞」「恵比寿の舞」の4演目を実施。滑稽な動きに会場は笑いと拍手に包まれた。
今回は新人3人が参加、5人が卒業した。例年であれば、中学3年で卒業するばずだった白石妃心花さん(初声高1年)は「4歳から稽古してきて1番良い演技が出来た。やり切った」と晴れやかな表情で語った。
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