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三浦 教育

公開日:2023.03.03

「命の恵み、大切に」
名向小6年が劇披露

 名向小学校(中山賢一校長)の6年生30人は、2月21日に卒業集会を開いた。海洋教育の一環で、小網代湾について学習した際に講師となった「みうら漁業協同組合 諸磯支所」の本間功一さんら来賓や保護者が見守る中、劇『海の命』などを披露した。

 明治期に膝元の小網代湾で世界初の真珠養殖が行われた歴史を知った児童たち。NPO法人「小網代パール海育隊」の協力を得て、母貝となるアコヤガイへの核入れや浜揚げ作業に携わり、自然の神秘に触れてきた。

 劇は、祖父の与吉から指導を受けた太一がまち一番の漁師に成長するまでを描いたストーリーで、それぞれ配役を決めて演じた=写真左=ほか、歌やダンス、真珠の作り方、磯焼けの原因などについても発表。「海に棲む生き物の命を大切にしよう」と訴えた。最後は、横須賀市にある「クラシゲ宝飾」のオーナーで飾り職人の倉茂紀夫さんが、子どもたちが育てた真珠を加工し、ネクタイピンを無償で寄贈した=写真右。

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