三浦 文化
公開日:2023.06.09
黄金色に輝く神輿復活
海南神社で八雲祭
「お天王さま」の名で親しまれる海南神社八雲祭が6月3日、三崎下町で斎行された。コロナ禍の間は神輿の代わりに「唐櫃(からひつ)」と呼ばれる木箱に御神体を移して渡御していたが、4年ぶりに同神社青年会(小川圭介会長)の会員が勇ましく神輿を担ぐ姿が見られた。
江戸時代の三崎でコレラが流行した際、疫病の化身である八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した須佐之男命(すさのおのみこと)を厄除神として祀ったことが起源とされる初夏の風物詩。この日は鈴木亜琉さん(小学6年)、山田結愛さん(同5年)、藤瑚夏さん(同3年)の巫女3人が本殿前で「豊栄の舞」を奉納。大粒の雨が降りかかる中、堂々たる舞を披露した。その後、木遣り師と担ぎ手が威勢の良い声を響かせて町内を巡行し、地域住民たちを沸かせた。
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