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三浦 社会

公開日:2023.08.04

奉仕団体 会長の横顔 国際ソロプチミスト三浦篠田千賀子さん
喜びと感謝を胸に

 122の国と地域に約3千クラブ、会員7万人程を有する女性によるボランティアネットワークが、国際ソロプチミスト(SI)。三浦では2002年5月に正式認証され、現在12人が所属。昨年度から2度目の会長職を務め、会員を支える。

 SI三浦の立ち上げから携わり、これまで市内の小学校にハナミズキやグミの木などを植樹してきたほか、女性の地位向上や社会参画を考える「国際女性デー」(3月8日)にクラブの活動を啓発するキャンペーンを実施し、今年5月には金田出身のピアニスト・高梨壮一郎さんを招いたチャリティーコンサートも開催。純益のすべてを女性・女児の夢を応援する資金などに活用していく。「22年目を迎えられたのは、エネルギッシュなメンバーたちによる組織力のおかげ。1人ではできなかった。クラブを通して出会った人々は、私を豊かに成長させてくれた」と振り返る。

 趣味は油絵。北海道へスケッチの旅に出かけたこともあるといい、自宅には自身が描いた作品がずらりと並ぶ。日常的にキャンバスに向かうだけでなく、ストレッチやフラダンス、歌唱など、1人の世界に没頭する時間を大切に過ごしている。

 今後の目標について尋ねると、毎月例会で唱和する「ソロプチミスト シンフォニー」の歌詞を紹介。「今ようやく1節1節の言葉が身に染みるようになった。SI三浦は小さいながらも互いを思いやり、会員一丸となって奉仕できることに深く感謝している。この精神を若い世代につなぎ、皆さんに必要とされる存在になれれば」と語った。

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