亀岡八幡宮 歴史と人びと〈第7回〉 稲荷社と浅間祠
亀岡(かめがおか)八幡宮は2019年4月、社殿の改築から100周年を迎えます。このコラムでは、氏子会の皆さんのご協力のもと、その歴史や関わる人々を紹介します。
亀岡八幡宮の境内には、萬栄(ばんえい)稲荷社と大神宮社(浅間祠)がある。
宇賀之御魂神を祀る萬栄稲荷社はもともと、現在の市役所南側(駐輪場のあたり)にあった。大正12年2月15日、境内に移し新築。さらに警察署(今の市役所入口あたり)の建設にともなって、現在の場所に移された。
この鳥居が昨年10月、台風の影響で倒れてしまった。市役所前の道路側にある鳥居の「根継ぎ」を頼んだことがあることから、市内桜山の林工務店に修復を依頼。市民の方から寄付もいただき10月26日、きれいになった状態で無事設置することができた=写真。
倒れた鳥居の大部分は傷みが激しかったが、鳥居の一番上の部分である「笠木」は非常にしっかりしていたため、この部分はそのまま使うことになり、新たな歴史を重ねている。
また、天照大御神を祀る大神宮社(浅間祠)は古くは逗子駅西口前の山上に鎮座していたが、八幡宮に合祀された。その跡地に石祠が残されていて、地域住民からは「浅間様」と親しまれていたが、昭和41年5月、境内に移された。
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