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逗子・葉山 コラム

公開日:2025.11.21

星座にまつわるエトセトラ
「晩秋の熊たち」

 最近の熊の話題は、心がざわつきます。なぜ、こんな事になっているのか?春の星座と言われる「おおぐま座」、そしてその近くにいる「こぐま座」。この時期はどうしているのでしょうか。11月終わりのこの時期、日没から21時くらいまでの宵空におおぐま座は見つかりません。北の空に沈んでいるからです。ギリシャ神話では、熊にされた母親が狩人に成長した息子を見て思わず駆け寄りますが、突然、熊が襲ってきたと思った息子は弓矢を放とうと狙いを定めます。しかし、親殺しをさせてはならない、と大神ゼウスが息子も熊に変身させ、二人とも星空に上げた、といわれています。こぐまの尻尾の先には、北を指して動かない星、北極星があって、北の空で元気にクルクル回っていますが、おおぐま座は夜中過ぎにようやく見えてきます。本物の熊たちには早く冬眠してもらいたいですね。

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