星座にまつわるエトセトラ「星はすばる」
「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく、山ぎはすこしあかりて、むらさきだちたる雲のほそくたなびきたる」
学校で暗記した方も多いはず。「枕草子」の第一段です。清少納言は日常生活や四季の自然、自分が仕えた宮廷社会などを綴っています。そして、その中には「星」のことも書かれています。
「星はすばる(プレアデス星団)。ひこぼし(アルタイル)。ゆふづづ(宵の明星・金星)。よばいぼし(流れ星)、すこしおかし。尾だになからましかば、まいて」
星はすばるが一番と書いているのです。
3月下旬から4月上旬にかけて、日没後の西の空に、火星(ゆふづづではありませんが)とすばるが近づいて見えます。目印があるのでチャンスです。4月5日は新月なので、月明かりもなく見つけやすいと思います。雅な気分で、見上げてみませんか?
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