星座にまつわるエトセトラ 「入梅」
季節の変わり目を知るのに二十四節気があります。地球から見た太陽の通り道(黄経)を、春分を0度として15度ずつ24等分したものが二十四節気です。「入梅」は二十四節気ではなく、「雑節」ですが、「芒種」(黄経75度)と「夏至」(黄経90度)の間、旧暦だと芒種に入って第1壬(みずのえ)の日を、そして、新暦では黄経80度に達した時とされています。今年は6月11日、旧暦だと6月12日が「入梅」です。これはあくまでも暦の上でのことで気象庁が発表する「梅雨入り」とは違います。実は旧暦には「出梅」もあります。夏至を過ぎて最初の壬の日です。この時期の星空は夏至も近く夜8時くらいの北の空に北斗七星が見えていますが、柄杓が天から水を撒いているような姿です。だからこの時期は雨が多いのだ、という話をプラネタリウムで聞いたときは、なるほど、と感心してしまいました。
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