記者が見た、聞いた、感じた、を伝える あっとほーむデスク 6月20日0:00更新
「湯上りや世界の夏の先走り」。平賀源内が28歳の頃、有馬温泉で詠んだ句です。読むだけでなんだか温泉に入りたくなります。今年大河ドラマでも話題になった源内は、有名な「土用の丑の日」や歯磨き粉の宣伝など、広告の作り手としての才能がありました。物の魅力を的確かつユーモラスに読み手に伝えることは、俳句と広告に共通する技術のようです。26歳の自分は広告を作りながら、商品の魅力が伝わるかいつも不安になりますが、そんな時は同じ源内作のこの句を思い出し気合を入れます。「又寒き思ひはつよき命哉」。
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