鎌倉 社会
公開日:2019.04.05
湘南モノレール大船駅改札
「劇画調」イラストが話題に
2年目の若手社員が制作
観光や通勤・通学客など、1日あたり約2万8千人が利用する湘南モノレール大船駅。改札前のブラックボードに描かれたイラストが「独特の魅力がある」とネット上を中心に話題となっている。
制作しているのは入社2年目の佐藤文紀さん(27)。「駅を子どもから大人まで楽しめる場所にしたい」と入社直後から始め、忙しい通常業務の合間を縫ってこれまでに約20枚を発表してきた。
現在設置されている源頼朝と北条政子(=写真)をはじめ、沿線の鎌倉・藤沢にゆかりのある人物や史跡が主なテーマだが、人気の秘密はその独特のタッチ。以前寺分の「泣塔」を描いた際には、ざんぎり頭の落武者が登場し「目が離せない」とSNSなどで徐々に話題を呼ぶようになった。最近では新作が出るたびにネット上にアップする「ファン」もいるという。
「『ゴルゴ13』や『鬼平犯科帳』で知られる漫画家さいとう・たかをさんの影響を受け、学生時代によくマネして漫画を描いていたので、劇画調になっているのかも」と佐藤さん。「最近はお客様から『次は何を描くの』と言われることがあってうれしい。まだ知られていないまちの魅力を今後も発信していきたい」と笑顔を見せた。
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