鎌倉 経済
公開日:2023.03.31
下水道使用料が値上げ
市、修繕や災害対策に活用
鎌倉市は、4月1日(土)から下水道使用料を値上げする。基本使用料(0〜16㎥)は1552円から1860円に改定。それ以上の排水量の使用料も値上げされる=表。
鎌倉市は地形の制約などから下水道処理施設が多く、処理経費が全国でも高い水準にある。経費の回収割合は、全国平均が99%を超えるのに対し、鎌倉市は約76%(2021年度)。現状でも賄えていない上、改築時期に入り、さらに財源の確保が必要となる。
また、標準耐用年数の50年を経過する汚水管が5年後には約3割にのぼり、詰まりや破損、道路陥没を防ぐため交換や修繕が不可欠に。津波浸水想定区域にある中継ポンプ場の地中幹線化や、既存施設の耐震化など、災害対策の必要もある。
平均単価は、国が示す最低限の目安「1㎥あたり150円」になるよう値上げし、今後も3年ごとの見直しを行う。障害者手帳所持者らが対象の減免制度もある(現在減免中の場合は申請不要)。
(問)下水道経営課【電話】0467・61・3719
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