全国の町工場などがその技術力を競う「全日本製造業コマ大戦」が2月7日、パシフィコ横浜で開催された。昨年優勝の(株)由紀精密(茅ヶ崎市円蔵・大坪由男代表取締役)は準決勝で敗れ惜しくも3位となった。
今回が2回目となる同イベントには200チーム以上が参戦。全国7ブロックを勝ち進んだチームと同社ら16チームがトーナメント戦に参加した。
直径2cm以内で素材は自由、片手で回すコマをすり鉢状の土俵で戦わせる同大会。重金属を使用した強い当たりのコマが主流の中、同社が敢えて作り出したのは「ケンカしないコマ」。斜面に留まり、土俵中央でのぶつかり合いを避け、持久戦を制する変わりゴマだ。
「今回は構想力に注力した」と話す同社の笠原真樹最高情報責任者。回転場所を保つ適度な細さの芯と長時間回り続けるための遠心力、これらの工夫を凝らしたオリジナルなコマだったが、準決勝では斜面でぶつけられ惜しくも敗れた。「日本中の町工場が盛り上がる大会になっただけに、ただただ悔しいです。次回も加工技術と設計アイデアを活用して参加したい」と笠原さんは話している。
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