戻る

茅ヶ崎・寒川 社会

公開日:2015.05.22

自転車事故
11年連続県内多発地域に
昨年比では減少

 神奈川県交通安全対策協議会がこのほど、自転車事故の多発地域として7市9区2町を指定。茅ヶ崎市は2013年より事故発生件数は減ったものの、11年連続の指定となった。

 多発地域の指定は、2014年の自転車交通事故の割合(構成率)が県平均(22・7%)より3ポイント以上高いか、自転車事故死者数が2人以上の地域が対象となっている。

 指定制度は2004年から毎年行われているもので、重点地域を選び出して広報・啓発することで自転車事故減少の推進を目的にしている。

 市内では14年中に、571件の事故が発生。このうち自転車事故は163件で構成率は28・5%となり、県平均を5・8ポイント上回ったものの、2013年と比べると、自転車事故発生件数は59件減り、死亡者も0になるなど改善が見られた。 

 今回の結果を受け同署では「茅ヶ崎の事故件数は依然として多い。今後も街頭に立って注意を呼びかけるなど監視の強化や、交通安全教室で子どもだけでなく保護者にも自転車のマナー向上の注意喚起を続けていきたい」と話している。

危険行為に講習義務化

 また6月1日には道路交通法が改正され、悪質な自転車の運転者に対し安全講習の受講を義務づけるなど、自転車に関する罰則が強化される。

 改正後は「信号無視」「酒酔い運転」「一時不停止」「遮断踏切への立ち入り」「通行区分違反」など14項目の「危険行為」を3年以内に2回以上繰り返すと、3時間の講習受講が命じられる。命令に対し、指定された期間内に受講をしなかった場合は5万円以下の罰金が科される(14歳未満は対象外)。同署では「法改正によって危険運転が減り、事故の抑制につながれば」と期待を寄せている。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

茅ヶ崎・寒川 ローカルニュースの新着記事

茅ヶ崎・寒川 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS