「どっこいどっこい、どっこいそりゃ」――。茅ヶ崎西浜海岸で7月18日、夏の訪れを告げる一大イベント「浜降祭」が催された。今年も茅ヶ崎市内と寒川町内の神社から計39基の神輿が海岸に集結し、浜を埋め尽くす約7万3500人の観衆(主催者発表)が勇壮な神輿渡御に歓声を送った。
早朝に行われることから「暁の祭典」とも称される同祭。各々の神社を夜明け前に出発した神輿は地域を練り歩いた後、日の出頃から海岸に設けられた祭場に入場。午前7時から合同祭が始まり、観衆が見守る中、寒川神社の神職による祝詞奏上などが行われた。祭典後は神輿が波打ち際を練り歩き、威勢よく海へ入る神輿が現れると会場から大きな拍手と歓声が上がった。
茅ヶ崎の神輿は「どっこい、どっこい」という相州神輿独特の掛け声と、打ち鳴らされる神輿の鐶(かん)(台輪にある金具、通称タンス)の音色が特徴。浜降祭は茅ヶ崎の4大祭りのひとつとして1978年に県の無形民俗文化財に指定され、1982年には「かながわのまつり50選」にも選定されている。
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