新型コロナによる外出自粛や長引いた梅雨、厳しい猛暑日が続く中、出歩く機会が大幅に減り、足腰の健康への影響が懸念されている。茅ヶ崎や藤沢を中心に、足の大切さや足からの健康を発信している『湘南あし守り隊』のフットケアスペシャリスト・久田奈奈さんに話を聞いた。
「最近、相談に訪れる人から『疲れやすくなった』『動くのが億劫になった』という声が聞こえるようになりました。歩いて足裏をしっかり使わないと、皮膚感覚も鈍くなり、特に高齢者や子どもは転倒につながるので注意が必要です」と呼び掛ける。足形成期の子どもの場合は扁平足になったり、足の発達に影響が出るほか、中高年の場合は柔軟性が失われて関節や足腰を痛める恐れもあるという。
「家の中と路面を歩くのとは違うので、涼しい朝夕に少しでも靴を履いて屋外を歩いて」と久田さん。太陽の光を浴びると、幸せホルモンの「セロトニン」が分泌されるほか、景色を楽しむことで前向きになる効果も期待できる。「足と心身はつながっているので、歩いたり、ケアすることで心もほぐれます。ただし、靴や足裏、爪の状態が悪くて、痛みやストレスを抱えながらの歩行は逆効果。足にとって快適な環境を整えて」
同会は「湘南を足から元気にしたい」と久田さんと看護師らで5年前に結成。市民祭りや文教大学の学祭などで魚の目や巻き爪、むくみなどのケアや指導を行ってきた。「足は一生の宝であり、人生のQOL(生活の質)にも関わってきます。ずっと歩み続けられるように、もっと足を大切にしてほしい」
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