神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
茅ヶ崎版 公開:2021年3月5日 エリアトップへ

茅ヶ崎と気仙沼をサッカーでつなぐ ちがけせん

社会

公開:2021年3月5日

  • X
  • LINE
  • hatena
代表理事の日向さん
代表理事の日向さん

 茅ヶ崎と宮城県気仙沼の小・中学生のサッカーを通じた交流や支援を毎年続けている「特定非営利活動法人ちがけせんプロジェクト」。その代表理事・日向正篤さん(62・浜之郷在住)は「私たちにとってはもう10年。でも被災地の人にとっては”まだ”10年」と月日の流れを思う。

 コロナ禍を受け、団体としての活動ができなかった2020年。それでも日向さんは春と夏、個人的に気仙沼を訪問した。「顔を合わせることで、また切実な話が溢れてくる。復興が進み街並は変わっても、人は変わらない」

 2011年3月、日向さんの友人の実家がある気仙沼に、震災直後に物資を届けたことから活動は始まった。仮設住宅が建設された学校のグラウンドで、「サッカーをする場所がなくなっちゃった」という子どもたちの声を聞き、翌12年に気仙沼の小・中学生を茅ヶ崎に招待した。それを機に、毎年夏に茅ヶ崎、春には気仙沼でサッカーを通じた交流を続けている。

熱量変えず伝え続ける

 最初は子どもと大人合わせて1000人いた参加者も、3年が経つ頃には100人ほどに。たくさんいた他の支援団体も時間とともに数が減っていく。しかし「震災を風化させてはいけない」。経済支援として気仙沼のサンマやホタテを仕入れ、茅ヶ崎などのイベントで得た販売益を活動資金に充てた。より継続的な活動を目指し、参加者数も年々回復。一昨年には約400人が集まった。今では現地の人の「今年も楽しみにしてるよ」の声に励まされる。「震災を知らない世代も増えてきた。その中でも熱量を変えず事実と経験を伝え続けることが大事」

 先日、日向さんのもとへ気仙沼の20歳の男性からメールが届いた。”当時私は10歳。震災の中、ちがけせんでサッカーをしたことが大切な思い出です”。「この言葉で僕らも頑張れる」と日向さんは頬を緩ませた。

一昨年の夏、気仙沼から茅ヶ崎を訪問した子どもたち(大円真太郎さん提供)
一昨年の夏、気仙沼から茅ヶ崎を訪問した子どもたち(大円真太郎さん提供)

馬肉専門販売店

1500円以上お買い上げの方、「タウン見た」でユッケプレゼント

https://rarea.events/event/112428

<PR>

茅ヶ崎版のローカルニュース最新6

稲門会 趣味の作品展

稲門会 趣味の作品展

15日から市民ギャラリー

5月3日

津波避難経路を確認

東海岸南一丁目自治会

津波避難経路を確認

うみかぜテラスで

5月3日

大岡越前祭に約3万9千人

大岡越前祭に約3万9千人

各所のイベントが盛況

5月3日

実験施設など見学

ハイテクメイト湘南

実験施設など見学

電源開発が事業説明

5月3日

青年海外協力隊描く

青年海外協力隊描く

映画監督すずきさん上映会

5月3日

マイクラ全国大会で入賞

マイクラ全国大会で入賞

「スポーツでクリーンなまち」表現

5月3日

㈱平和堂典礼

藤沢市辻堂神台2-2-41 0120-59-6999

https://heiwadou.com/sp/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 3月1日0:00更新

  • 11月17日0:00更新

  • 11月10日0:00更新

茅ヶ崎版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook