茅ヶ崎市文化資料館 博物館開館ものがたり -連載vol.1-
50年前の博物館開館
現在、茅ヶ崎市では、市内中海岸の「茅ヶ崎市文化資料館」を移転し、市内堤に、新しい博物館として開館できるよう準備を進めています。この連載では全6回にわたって、新しい博物館へ至るまでの道のりを紹介していきます。
文化資料館ができたのは、昭和46(1971)年7月1日のことでした。湘南で初めて開館した博物館だと言われており、湘南における地域博物館の先駆けとなりました。建設されたきっかけは、市内の篤志家から市に1千万円の寄付をいただいたことです。折りしも、高度経済成長期の当時、市内の自然環境や景観、文化・慣習は大きく変わりはじめ、市内に残されていた郷土資料も散逸が危ぶまれており、資料の所有者からは貴重な資料を保存できる施設が望まれていた時期でした。
以来50年間にわたり、展示やワークショップを通して市民が学びを深める場となってきました。また、市民の皆さんと協力し、茅ヶ崎をフィールドに自然や歴史・文化について調べ、実物の郷土資料を集めて整理・保管し、今では9万点を超える資料を収蔵するに至りました。
次回は、文化資料館を支えてくださった市民の皆さんの活躍を紹介します。
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