茅ヶ崎市内で生産している、皮が真っ白な旬野菜のトルコナスを使った給食が、市立保育園6園で8月4日に提供された。室田保育園では、3歳から5歳クラスまでの園児が食事の前にずっしりと丸みを帯びたトルコナスを手に取った。
給食が配膳されると好物の魚をパクパクとほおばり、夏野菜を煮込んだラタトゥイユになかなか箸が進まなかった子も「おいしい」と完食した。「細かく刻んだ具材からは、何の野菜なのかすぐに分からない様子でしたが、しっかり食べられました」と金子縁(ゆかり)園長。
トルコナスは普通のナスに比べて約3倍の重量があり、とろけるような食感が特徴。市内の若手農家3人が7年前から生産・出荷に取り組む。昨年7月に「かながわブランド」に登録され、茅ヶ崎の新野菜として人気が高まっている。昨年度は市立小学校の給食でトルコナス入りのスパゲティが献立に並んだ。
市保育課は「給食を通じて地元で珍しいナスが作られていることを子どもや保護者に知ってもらい、地産地消の取り組みをさらに食育に生かしたい」と話す。今回、食材に用いたトルコナスは、中島にある清水農園から各園に届けられた。
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