秦野 ピックアップ(PR)
公開日:2026.03.13
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「働きたい」の一歩、就労準備支援で
秦野市社会福祉協議会の取り組み
就労のための生活習慣が整っていない、他人とのコミュニケーションが苦手など、社会に出ることが難しく、すぐに職に就くことができない人を対象としている「就労準備支援事業」。秦野市で、この事業を実施しているのが社会福祉法人秦野市社会福祉協議会(以下、社協)だ。働けない理由は人それぞれ。そんな人々に寄り添い、就職活動につなげるためにどのような支援を行っているのか取材した。
「就労準備支援事業」は、社会的な自立や就労に向けた第一歩を包括的にサポートする取り組み。秦野市では、社協がこの事業を展開しており、働くことへのハードルを高く感じている人や、就労経験はあるものの現在は仕事から遠ざかっている人、他者とのコミュニケーションに不安を抱える人などに対し、さまざまな活動を通じて基礎能力を形成することを目的としている。
支援の柱となるのは「日常生活自立」、「社会生活自立」、「経済的自立」の3つだ。
まず、日常生活の自立として、5分前行動や適切な身だしなみを整える、”仕事場へ通う”といった生活習慣を身に付ける支援を行う。続いて社会生活の自立として、グループ作業を通して報告・連絡・相談といった対人スキルを育み、自己肯定感につなげている。
この2つの段階を経て、最後は経済的自立を目指し、ハローワークへの同行支援や履歴書の添削、面接の練習など、個々の状況に合わせた就労先選びをサポートしている。
古本市の運営で社交性を養う
こうした支援の実践として、社協では週4回活動を実施している。具体的には、畑で野菜を育てて収穫する野外作業、調理実習、出張作業など。秦野市保健福祉センター内での活動が主だが、本町地区社協の拠点である「あつまる!本町交流館」などに赴き、清掃活動を行うこともある。
活動の中心となるのが、地域から寄付された本を活用した「古本市」の運営だ。就労準備支援事業の利用者は、寄付された本のホコリを払ったり除菌作業を行うだけでなく、販売のための飾り付け作成や会場のレイアウト考案、さらには当日の接客まで主体的に担っている。本の販売だけでなく、古本市では畑で利用者が育てた野菜も販売。当日の接客を通して利用者は人との接し方を学び、収入を得る達成感、自己肯定感を育てる機会となっている。
また、古本は子育てサロンへプレゼントしたり、古本の回収に地域の廃棄物再生事業者も協力するなど、本を通じた循環とつながりも生まれている。
社協職員は「就労準備支援事業の利用者さんは、最初はやはり『人と関わりたくない』と活動に消極的です」と話す。「ですが、地域社会に出て多様な人々と交流することで、会話に慣れ、笑顔を取り戻していく方が多いです。活動が、自立への大きな原動力となっていると感じます」
活動の過程で、利用者の得意や特性が見出されることも多く、例えば、パソコンが得意な人がポスター制作を担当したり、絵の才能がある人が広報紙のイラストを手掛けたりすることもある。就労準備支援での活動だけでなく、社協が実施している他の活動につなげているのも、この事業を社協が担っている大きな意味だろう。
ステップアップし就労へつなげる
支援の期限は原則1年間。個別の希望や目標に寄り添った就労先を見つけるサポートを行っている。一般就労が困難な場合でも利用者に合った就労先を紹介するなど、社協独自のネットワークを生かし柔軟に対応している。社協では「”ステップアップの場”として、働く不安を解消しながら自分らしい自立を模索してほしい。その支援を今後もしっかり続けていきます」と話している。
■社会福祉法人秦野市社会福祉協議会/秦野市緑町16の3(保健福祉センター内)【電話】0463・84・7711https://www.vnhadano.com/
秦野市社会福祉協議会
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秦野市緑町16-3 秦野市保健福祉センター内
TEL:0463-84-7711
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