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茅ヶ崎・寒川 教育

公開日:2025.09.12

公民館でお泊まり体験
小中生のボランティア事業

  • 段ボールベッドの組み立ても体験した=提供

 茅ヶ崎市立香川公民館で8月24日から25日にかけて、地域の子どもたちによる「お泊まり体験」が行われた。

 これは小学3年生から中学生までの子どもたちが、福祉や環境、防災、平和、まちづくりなど、自ら選んだテーマについて1年間かけて実際に体験し、学習する同館の主催事業「レッツ!トライ‼ボランティア‼」の一環として行われたもの。今年は9人の「子ども実行委員」が活動しており、うち5人が昨年度から参加しているメンバーという。

 今回子どもたちは、平和学習として茅ヶ崎と戦争の関わりについて市民ボランティアから話を聞いたほか、断水でトイレの水が流れない時の対処法や公民館の防災用パーテーション、ベッドを組み立て、実際に一晩過ごし、朝食も防災食を食べる、などの防災学習を行なった。段ボールベッドの組み立てでは「2〜3人が乗っても壊れなくてすごい」といった感想が聞かれた。また、2日目には近隣の保育園を訪問し、子どもたちと一緒に遊ぶ体験も行った。

 松下晃久館長は「子どもたちには3月の公民館まつりで成果を発表してもらっているが、1年間の成長に驚かされている。地域の中で子どもたちを育てる環境づくりに貢献できたら」と話す。

「卒業生」も参加

 この事業は2010年度、市民提案の形でスタートし、13年度から現在の名称で行われている。特徴の一つが、サポートする「大人メンバー」に多くの卒業生が参加していること。今年から大人メンバーになった大学生の花井きららさんもそうした1人で「自分が子どもの頃、友だちと地域のために活動できることがとても楽しく、またみんなをひっぱてくれるお兄さんお姉さんが憧れだった。今、保育士や小学校教諭を目指していることもあり、子どもたちと一緒に成長していきたい」と話していた。

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