記者が見た、聞いた、感じた、を伝える あっとほーむデスク 8月28日0:00更新
涼しい木陰を求めて倉見の緑道を歩き、途中で行安寺に立ち寄った。境内に戦没者の墓石がいくつも並び、側面に「山東省」「レーテ島」「ビルマ方面」と刻まれている。享年は多くが20〜30歳代。子育て中のお父さんや、新婚さんもいたのではないか。
散歩から帰り玄関を開けると子どもがダダダと寄ってくる。抱っこして頭をなで添い寝する。こんな日常も今日かぎりで、もし明日が「お別れの日」だったとしたら。その心中たるや想像もつかない。戦争については教科書や新聞で読み、当事者に取材もしたのに記憶から薄れてゆく。戦争をわが子へどう伝えるべきか(A)
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