「ペコちゃん展」の開催初日を迎えた平塚市美術館で11日、「ペコちゃん人形衣装デザイン画コンテスト」の授賞式が開かれた。審査員を務めた不二家の櫻井康文社長ら関係者が出席した式典で、大賞作品の衣装が披露された。
同コンテストは、美術館が「ペコちゃん展」の話題づくりとして、東京モード学園(東京都新宿区)と協力して実施、同学園の生徒から約400点の応募が寄せられた。授賞式では60点の入選作品から大賞1点、佳作10点が表彰された。
大賞を射止めたのは、同学園ファッションデザイン学科の4年生、島川香織さん(23)=東京都世田谷区在住。「甘いお菓子のイメージで甘い甘いペコちゃんにした」と話し、イチゴとクリームを頭に冠し、可愛らしいワンピースを着せた。
ペコちゃんは、製菓会社の不二家が持つキャラクター。美術館は、ペコちゃんが昭和から平成へ続く世相を反映している点や、芸術家とのコラボレーションが積極的に行われている点などに着目し、展示会を開催している。市内に同社工場があるという縁もある。
不二家の櫻井社長は「ペコちゃん展が開かれ、大変うれしい。新しいペコちゃんを若い感性でイメージをしていただいて、いろんな作品が見られた」と、力作揃いのデザイン画コンテストに喜んでいた。
展示会は9月13日まで開催。会期中は、コンテストで入選した60作品を展示し、小学生までの来場者に投票してもらう「子ども審査員賞」も用意している。
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