平塚・大磯・二宮・中井 コラム
公開日:2025.12.18
ベルマガ通信
市民のものか、企業のものか?
湘南ベルマーレの未来は?
J2降格、師走の湘南ベルマーレに驚きのニュースが続いている。親会社のライザップにベルマーレが総額6億円もの貸し出しを行っていることや、ライザップのスポンサーフィーが毎年2億円のはずがコンサルフィーなどで実質1億円強であったなど、不可解な金銭の動きが報道された。貸し出しについては、ライザップからベルマーレが借りたのではなく、ベルマーレが貸したのだ。
12月10日には、ライザップの専務で、ベルマーレの新会長に就任した塩田徹氏が湘南ベルマーレスポーツ評議会に出席、その後の囲み取材で、適法だが貸し出しは誤解を招く行為で二度と行わないというコメントを残した。
また評議会からは、市民球団としての姿勢や親会社の金銭支援への疑問が呈された。そして、眞壁潔会長と坂本紘司社長の退任は既報済みだが、今後、眞壁氏は来年6月までにクラブから離れる予定、坂本氏は取締役に留任して、サッカー面の運営を担う方向性が示された。
果たしてJリーグクラブは誰のものなのか。株主として親会社として、方向性の権利を持っているのは理解できる。価値を高めて知名度を上げるのか、あるいは売却するのか。一方で、公共財として、解体したり、簡単に消滅させたりするわけにいかない現実もある。
役員間、あるいは社内で衝突が起きていることは想像に難くない。サポーターには関係のない話として傍観せずに、声を上げて、届け、見つめていくことが重要だろう。市民球団としてフジタの撤退を支え、J1に何とか戻ってきたベルマーレだが、今やJ1は何十億円レベルの予算規模が普通で、市民の支援だけではなかなか難しい。悪者探しをしている場合ではない。
重要なのは、クラブを湘南に残すこと、クラブが再び成長し続けることではないだろうか。ビッグクラブではないからこそ出来ることは何なのか。それぞれが改めて、見つめ直す時が来ている。
(ベルマガ編集長 有坂玲)
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