法律家の立場から湘南ベルマーレをサポートする弁護士集団「湘南弁護団(SDL)」(代表/黒澤知弘氏)が12月10日、「第1回ベルマーレスタッフ向け法律講座〜契約について〜」を開催した。同団体の赤沼洋弁護士が講師となり、契約を結ぶ際のリスク管理などを指導した。
湘南ベルマーレファンの黒澤知弘代表が発起人となり、同クラブを応援する神奈川県、東京都の弁護士から有志を募って、昨年11月に結成された「SDL」。事務局長の小澤敦史さんは「ベルマーレは親会社を持たず、予算規模も小さい市民クラブだからこそ、自分たちの得意分野で支えることができるのでは」と、弁護士という立場を生かした新しいクラブの支え方を提案する。
同団体に所属しているのは現在32人。寄付を募って活動資金に充てており、試合観戦を通じて、クラブの成り立ちやサッカーの知識を得るなど、現場の声に耳を傾けることで、信頼関係の構築を図りたいと活動を行っている。
小澤さんは、「スポンサーとの契約などは、直接クラブの経営にも影響する」と話し、口頭の合意でも契約成立と見なされることや、契約書の機能など、基礎的なことに注意するだけでも、リスクを回避することはできると、スタッフ向け講座の必要性を主張。「法律的なミスのない、Jリーグでも模範となるようなスタッフがいれば、選手も安心してプレーに専念できるはず」と、チームを内側から強くすることを目指す。今後も、選手向け講座や、差別禁止等サポーターに向けたチラシの作成などを実施するという。
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