平塚市美術館(西八幡1の3の3)は、10月5日から12月1日までの会期で企画展「秋野不矩展」を開催する。同展は女性画家として現代日本画をリードした秋野不矩の回顧展にあたり、県内では11年ぶり。会期中は、「朝の祈り」(浜松市秋野不矩美術館蔵)など50点が展示される。
秋野不矩(1908年―2001年)は、静岡県浜松市生まれ。若い頃から官展へ人物画を出品し、1948年に日本画の革新を目指す美術団体「創造美術」(現・創画会)の結成に参加。1962年に現・タゴール国際大学の日本画客員教授としてインドに渡り、その後生涯で14回同国を訪問。現地で受けた印象を作品に落とし込み、伝統的な岩絵の具の技術で同国特有の強烈な日差しや暑さ、雨季に一変する川の様子や力強く生きる人々を描いた。
モダンで斬新な構成で近代画家として高い評価を受け、毎日芸術賞(1986年)や日本芸術大賞(1993年)、文化勲章(1999年)を受賞。絵本原画も精力的に制作している。
関連イベント
会期中は3つの関連事業が実施される。詳細は次の通り。
▽講演会「秋野不矩を語る」11月2日(土)午後2時〜3時。申し込み不要。▽ワークショップ「インドのろうけつ染め・バティックを体験しよう」11月23日(祝)午前10時〜正午。申し込み制(詳細は同館HP)▽ギャラリートーク/10月5・19日、11月16・30日各日午後2時〜2時40分。申し込み不要、要観覧券。
開館は午前9時30分〜午後5時(最終入場4時30分)。観覧料は一般800円、高大生500円、65歳以上の市民と小中学生は無料。月曜休館(祝日の場合は翌火曜)。
問い合わせは【電話】0463・35・2111へ。
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