防災等の観点から地元住民を中心に反対運動が続いている龍城ケ丘ゾーン整備に伴う樹林帯伐採について、植生生態学を専門とする横浜国立大学の藤原一繪(かずえ)名誉教授が13日、開発を担当する平塚市都市整備部長に「龍城ケ丘樹林帯の伐採と公園計画に対しての意見書」を提出した。担当課や落合克宏市長と面会し、樹林伐採を見直すよう植生学の観点から訴えた。
藤原氏は東日本大震災などで津波被害のあった海岸林の緩衝機能の調査などを行っている。
市担当課との面会で藤原氏は、「海岸のクロマツ林は厳しい環境にありながらも混交密植により大きく成長できた」と指摘。提示されている公園整備案では、十分に根を張ることができず「台風の際には倒木する」と警鐘を鳴らした。
市担当課は「プール跡地東側の樹林について、できるだけ保全するよう見直す」としているが、同エリアに建設予定の60台分の駐車場や管理棟について「変更するのは難しい」とした。
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