意見広告・議会報告
意見広告 災害を「自分事」に 市議会議員 野崎しんや
「3・11を忘れてはいけない」―いつ起こるかわからない南海トラフ地震や首都直下地震に備えるため、一人一人がしっかり備え、避難経路を確認することが大切です。
私は東日本大震災翌年の2012年に、市議会定例会で津波の遡上対策や花水川の護岸整備計画について質問しました。以来、金目川水系の流域治水に関する重要性を訴え、毎年欠かさずに金目川流域の河川の洪水対策や内水氾濫対策などを議会で取り上げています。2019年の市議会議員選挙の際、花水川の土手に選挙カーを乗り入れ、「第一声」で金目川水系の護岸整備の必要性を発しました。その矢先、川崎市の多摩川が河川氾濫で大災害に遭い、教訓となりました。
唐ケ原地区では下花水橋上下流の川幅の拡幅、堤防のかさ上げなど護岸整備が着実に進み、川の景色が一変しました。河川沿いでは氾濫のリスクが大きく軽減され、流域の唐ケ原地区や撫子原地区などには新築住宅が立ち並ぶなど、移住定住の動きも進んでいます。
現在は金目川下流域の河口右岸の既存護岸の土砂を撤去し、川幅を拡げ、コンクリート構造物を張る護岸工事が進められています。河川整備には莫大な予算と時間がかかるので、一朝一夕で進めることは困難です。しかし、落合克宏市長は県に対して早期整備の要望書を提出し続けており、市の土木部職員が県の機関や地域住民との調整に奔走している姿勢も評価されるべきです。いつ起こるか分からない自然災害に備え、スピード感のある整備が必要です。
また、市となでしこ、花水、港地区の自治会は協同で「逃げ地図」を制作し、避難場所までの時間や最短経路を可視化しています。市内の浸水域や深さを示した「津波ハザードマップ」と合わせて備えておけば、いざという時に安心できます。
津波到達までに各自が命を守ることを最優先に「より早く、より高い所へ」逃げることが重要です。備えあれば憂いなし。災害を自分事として捉え、考える機会になるよう訴えてまいります。
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確かな未来を創るのは公明党3月28日 |
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