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海老名・座間・綾瀬 人物風土記

公開日:2026.01.01

県央東部消防指令センター長として、映像通報システムの導入に尽力した
小松 明さん
海老名市中河内在住 58歳

「愛」と「映像」で命をつなぐ

 ○…海老名・座間・綾瀬の3市で共同運用が始まった映像通報システム「Live119」。消防指令センター長として、導入のために注力した。消防士のキャリアはあれど、システム構築は門外漢。「市民の命がかかっている」と日々、大量の資料を読み込んだ。今では、部下や市民からの質問への回答はお手の物。「事象を可視化できるのは画期的。人命救助に寄与すると確信している」と期待を述べる。

 ○…有馬小学校出身。野球チーム「有馬レンジャーズ」の創設メンバーで、小中高と野球に打ち込んだ。競技の中で最も学んだのはチームワーク。「みんなが一つになれば勝てる実体験を得た。仕事に取り組む姿勢の原点」と胸を張る。高校卒業時、大学で野球を続ける道もあったが、「社会に貢献できる仕事に就きたい」と、地元海老名で消防士になった。

 ○…入庁後、叩き込まれたのは市民に尽くす姿勢。「我々の仕事の先には必ず市民がいる。消防士である前に、優しい人であれと教えられた」と振り返る。キャリアの過半である20年間、救命隊を務めた。生死に直結する現場。辛い思いもたくさんした。救急救命士として働いていた時、義理の兄が急逝した。命を救う方法を身内に教えていなかったことが悔しくてたまらなかった。無念を晴らそうと、本部勤務となってからは応急処置の普及に尽力した。

 ○…一児の父。昨夏には、息子の高校野球の応援に熱中した。「頑張る姿がかっこよかった。幸せな時間だった」とほほ笑む。人を救う時に最も大切なのは「勇気」だという。「怖さが出てしまったら体は動かない。導入したシステムで、いざという時に市民の方の背中を押せたら」。命を救うという使命を胸に、今日も知恵をしぼる。

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