戻る

平塚・大磯・二宮・中井 意見広告

公開日:2025.10.17

県政報告
県と流域の市町が協働で取り組む「流域治水プロジェクト」を更新
県議会議員 森正明

 昨年8月の台風10号による大雨によって、平塚市内の河内川や二宮町の葛川などが犯濫し、その様子が映像で繰り返し報道されたことは、県民の皆様も記憶に残っていることと思います。近年、規模の拡大と発生回数が増加している豪雨災害によって、毎年のように全国各地で甚大な被害が発生しています。海や川が身近にある平塚市にお住まいの皆様は、大雨の度に不安な思いを抱いている方も多くいらっしゃると思います。

 神奈川県では、令和元年東日本台風による甚大な豪雨災害をうけ、令和2年2月に「神奈川県水防災戦略」を策定。平塚市内を流れる金目川や河内川でも、河川改修や堆積土砂の撤去などの事業が重点的に進められております。

 しかしながら、近年は線状降水帯による豪雨など想定を上回る大雨が発生しており、河川の整備だけでは浸水被害を防ぐことが困難な状況にあります。

 そこで、県では気候変動による降雨量の増加に対応するため、流域のあらゆる関係者が協働で水害対策に取り組む「流域治水」を推進することに。流域の市町と共に「流域治水協議会」を設立し、浸水被害の軽減に向けた取組をまとめた「流域治水プロジェクト」に基づき、対策に取り組んでいるところです。

 河内川や葛川においては「流域治水協議会」に、昨年の台風10号の被害を踏まえた浸水対策を集中的に議論する「浸水対策検討部会」を設置し、県と市町が重点的に取り組む対策をとりまとめ、今年7月に流域治水プロジェクトを更新いたしました。今後はこのプロジェクトに基づき、再度の災害発生防止に向けて県議会としても後押しをしてまいります。

 また、流域治水を進めるためには県民の皆様が自分事として捉えて取り組んでいただくことが欠かせません。ハザードマップであらかじめ浸水想定区域や避難所を確認いただくことや、一人ひとりの避難行動計画であるマイタイムラインを作成するなど、県民一人ひとりが災害に備えていただくことで、秋の本格的な台風シーズンに備えてほしいと願っています。

■聞き手/すぎさきともかず ■制作/湘南メジャーカンパニー ■企画/森正明事務所【電話】0463・21・8655 【URL】https://www.morimasaaki.net/

森正明

平塚市八重咲町26-8

TEL:0463-21-8655

https://www.morimasaaki.net/

    ピックアップ

    すべて見る

    意見広告・議会報告

    すべて見る

    平塚・大磯・二宮・中井 意見広告の新着記事

    平塚・大磯・二宮・中井 意見広告の記事を検索

    コラム

    コラム一覧

    求人特集

    • LINE
    • X
    • Facebook
    • youtube
    • RSS