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平塚・大磯・二宮・中井 文化

公開日:2025.11.21

中央公民館フェス
43回の歴史に幕
文化活動の拠点として貢献

  • 金田盆踊り愛好会のステージ

 長年、平塚市民の文化活動の拠点であった平塚市中央公民館。来年10月1日から休館することに伴い11月8日と9日、同所では最後となる43回目の「公民館フェスティバル」が行われた。

 同フェスは、市内の26公民館で活動する団体が、日頃の練習の成果を発表する場として活用されてきた。地区単位の「公民館まつり」と異なり、市内全域から団体が集まるのが特徴だ。今年は17団体が作品展示、117組1359人が芸能発表で参加した。

 第1回からマジックを披露してきた「平塚奇術クラブ」の原みなこ会長(82)は、同フェスでの最後のステージを前に「今は、発表の場を求めて場所を探しているところ」と胸の内を語る。

 同館は、市民の芸術文化振興と交流の場として1982年に開館。2012年度の耐震診断では、耐震基準に満たなかった。22年度の劣化度調査では、バリアフリーや老朽化を含め「改修費用に50億円以上必要」との結果になった。

 これを受け、市は「施設全体が老朽化しており、耐震化対策を施していない現施設では、市民の安全性を確保することができない」と判断し、休館を決めた。休館期間は未定で、「今後のあり方を検討していく」としている。

 同館に登録する364団体(11月17日時点)のため、来年4月から対象区域の要件を満たさない団体でも、いずれかの公民館を利用できるよう、運用が一部変更されるという。

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