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公開日:2025.11.21
海岸地域の発展に平塚JCの提言と行動あり
〜平塚海岸が市民の暮らしの場になる軌跡〜
平塚青年会議所(平塚JC)は設立以来、地域の人や行政と共に様々なまちづくりを行ってきた。特に、1990年前後に始まった平塚海岸の魅力を高める事業は、10月31日に開業した海辺の公園「ひらつかシーテラス」につながるものとなった。
平塚JCの先人たちは、泳げる海への再生のため、市民からやや遠い存在であった平塚海岸を魅力溢れる海岸にしようと、行政や関係機関と共に様々な活動を行ってきた。
クルーズ船で愛着を
契機となったのは、1990年に相模湾沿岸の13市町を舞台に開催されたイベント「サーフ90」(相模湾アーバンリゾートフェスティバル1990の略称)だ。海岸のリゾートライフを目指し、ビーチスポーツやマリンスポーツ大会など多岐にわたる企画が行われ、平塚JCも夢の実現のために参画。前年の平塚JC30周年事業においては、大型客船を貸し切り、約800人の市民に沖から平塚の海岸線を眺めてもらう試みをした。船上では「平塚のなぎさと海を考えるシンポジウム」も開かれ、平塚で、湘南の海の未来の夢・理想を語り合った。
ボードウォーク守る
サーフ90のために整備された「ボードウォーク」(板張りの遊歩道)は、イベント終了と共に撤去されるはずだったが、市民が一年中楽しめるイベントを平塚JCが継続して開催したことで必要性が認められ、常設化へとつながった。
1998年には、ビジョン「潮風感じるときめきのまち ひらつか」を策定。「市民が望む海のまち」の明確なイメージを描き出した。
40周年を迎えた平塚JCは99年、2000年に開港する平塚新港が、「海は市民の憩いの場であると同時に海と人との共生を創造していく場」だということを市民に投げかけた。
平塚港は漁港の色が強い港であったが、マリーナ的要素を持つ新港を新しいリゾート感覚の港にするため、多くの人が楽しめる「真夏のときめきカーニバル」や大型帆船「シナーラ」の停泊を実施することで、新港に新しい魅力を息づかせた。
海岸線つなぐ道
2000年の平塚新港開港の裏には、行政や漁業関係者との調整役を担った平塚JCの活躍があった。その新港からボードウォークまでを「砂浜ではなく舗装された道で歩けるようにしたい」と、会員が一枚一枚ベニヤ板を並べ市民に歩いてもらったことは、現在ある遊歩道の大きな後押しとなった。
そして今年10月、新港から続く海岸線に「ひらつかシーテラス」が加わった。平塚の海が、市民一人ひとりにとって誇りある居場所となるように未来へ向けた熱意を注ぎ続けたことは、まちにとって大きな財産となっている。
平塚青年会議所シニア会
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平塚青年会議所シニア会
TEL:0463-21-6474
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