西湘足柄上 県政総合センターを統合 小田原合庁に設置 来年4月から
神奈川県は9月29日、県議会に「県西地域における出先機関の再編」に関する報告をした。県の出先機関を見直し、平成24年度に再編するというもので、県政総合センターや土木事務所の再編・統合により、県西地域2市8町の広域的なまちづくりを一体的に支援していく。また、地域の防災力強化、酒匂川流域の治水対策、都市基盤整備などを推進していく。今回の再編で検討されている内容は次の通り。
▽「足柄上」(開成町吉田島)と「西湘」(小田原市荻窪)の県政総合センターを「県西地域県政総合センター」(仮称)に統合し、西湘センターが入っている小田原合同庁舎(小田原市荻窪)に置く。
森林部門に関しては地域特性を踏まえ、足柄上合同庁舎(開成町吉田島)に引き続き配置する。
▽「小田原」(小田原市東町)と「松田」(松田町松田惣領)の土木事務所を「県西土木事務所」(仮称)に統合し、足柄上合同庁舎(開成町吉田島)に置く。
道路や河川などの維持管理や災害対応を行うため、支所を小田原土木事務所に置く。
出先機関の再編をするには条例改正が必要。県では11月に県議会に条例改正を提案し、議会での審議を経て12月の会期内に議案が可決されれば、来年4月1日から、組織再編が行われ新体制になる。
足柄上合同庁舎には教育事務所、保健福祉事務所、県税事務所、農業技術センターなどが入っているが、県政総合センター以外の機関は現状のままで足柄上合庁に残る予定。
地域県政総合センターは、20年度に「県央」と「県北」が再編・統合され「県央」となった。現在、「横須賀三浦」「県央」「湘南」「足柄上」「西湘」の5つのセンターがある。
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