千葉君(旭丘高相撲部)が関東大会へ 創部半年でベスト8輩出の快挙
新名学園旭丘高等学校(水野浩理事長)に今年4月創部された相撲部。先月11日に行われた関東高等学校選抜相撲予選会(県大会)に出場した千葉醇也(じゅんや)君(1年)が、個人戦でベスト8に入る快挙を果たし、関東大会出場を決めた。
千葉君は「高校に入って初めての成績。嬉しいです」と表情を綻ばせた。身長168cm、体重83kgと小柄ながら「スピード・技術系」と岸田光弘顧問に評価される実力の持ち主。春に入部してから毎日地道に稽古に励み、入部当初から15kgウェイトを上げて大会に臨んだ。「日頃の成果が出た。(関東大会は)優勝を目標に一番一番しっかり取っていきたい」と抱負を語った。
岸田顧問は南足柄市出身。自身はちびっこ相撲出身で「地元の相撲を育てたい」との想いから、同校総合学科の相撲の授業を指導している。4月に着任し、創立以来初めての相撲部設立に至った。現在部員は3人。土俵がないため、グラウンドに石灰で円を描き、土俵に見立てて稽古を積んでいるという。毎日200〜300回しこを踏み、申し合い稽古として何番も取り組む。中学では吹奏楽部だった神長由太君(1年=写真左)は、礼儀作法である「蹲踞(そんきょ)」など所作を学ぶところからスタート。「いつかはインターハイに行きたい」と闘志を燃やしている。岸田顧問は「本当にゼロからの出発。色々な方に協力してもらって形になってきた。上にあがっていきたい」と話した。
関東大会は明日23日(日)、山梨県の小瀬スポーツ公園武道館で開催される。
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