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公開日:2012.04.21

小田原柑橘倶楽部を選定
農水省「食と地域の『絆』づくり」の優良事例に

  • 加工用レモンを収穫する生産者

  • 小田原柑橘倶楽部のお歳暮みかん(左)と片浦レモンサイダー(右)

 お歳暮みかんや片浦レモンサイダーの開発・販売を推進する小田原柑橘倶楽部(報徳仕法株式会社)が、農林水産省の平成23年度「食と地域の『絆』づくり」に選定。今月10日に野田佳彦総理臨席のもと、鹿野道彦農水相から選定証が授与された。



 小田原柑橘倶楽部は報徳二宮神社の草山明久宮司と、みかん農家の鈴木伸幸さんが発起人になり、平成22年に立ち上げられた。二宮尊徳の報徳仕法に則り、ヒト、モノ、カネが地域に循環する仕組みづくりを目指す。お歳暮みかんや片浦レモンサイダーは安定した価格で柑橘類を流通させるために開発された商品で、高齢化する農家の収益確保を支援。現在、第4期の片浦レモンサイダーを販売している。最終的には栽培に携わる人々の自助力で栽培から収穫、販売までできる仕組みづくりをサポートする。



 この仕組みづくりが「食と農林漁業の活力を再生するため、地域内外の結びつきによる創意工夫にあふれた先駆的な優良事例」として選定。全国102の応募の中から24の事例が選ばれており、県内では小田原柑橘倶楽部のみとなっている。「選定を励みに、今後も一歩一歩着実に仕組みづくりを進めていきたい」と、鈴木さんは話している。

 

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