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公開日:2012.05.12

「遺跡巡り」でまつり存続
傘焼法要は一般観覧不可に

  • 昨年行われた傘焼法要

 毎年5月28日に城前寺(市内曽我谷津)で行われている「曽我の傘焼まつり」が、今年は「遺跡巡り」を主に催されることになった。傘焼法要は城前寺の檀家のみを対象に行われる。



 「曽我の傘焼まつり」は日本3代仇討ちの一つ「曽我物語」の中の五郎・十郎兄弟が父の仇を討つ際に傘を燃やし、松明にしたという故事にちなんだもの。兄弟の命日にあたる5月28日に菩提寺である城前寺で行われてきた同まつり。今年から施餓鬼(せがき)法要と共に古来の傘焼法要のスタイルに戻し、檀家のみで行われるため、一般観覧は不可となった。



 そのためこれまで同まつりを主催してきた曽我兄弟遺跡保存会(関野弘行会長)では参加無料の「遺跡巡り」として対応する運びとなった。遺跡巡りは、今月26日(土)と27日(日)の2日間開催され、梅の里センターを出発し、城前寺や宗泉寺跡、満江御前墓など曽我兄弟の故事を伝える場所を巡る。時間は午前9時30分から12時45分まで。参加希望者は15日(火)までに事前申込みを。なお、雨天の場合は同センターで解説付きのスライド鑑賞となる。



 また両日、同センター2階では曽我物語の浮世絵の展示(午前8時30分〜午後3時)や、兄弟仇討ちの概要(ビデオ)放映(午前9時〜9時30分)なども行われる。関野会長は「この機会に曽我の里の風土を多くの人に知ってもらうと共に、伝統ある曽我の遺跡を後世に守り伝えていきたい。来年以降は傘焼きも実施したい」とコメントした。



 申込み・問合せは【携帯電話】090・3140・1550関野会長または、【携帯電話】090・2334・4478川久保さんまで。

 

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