本日より市内各地の神社で、大漁祈願や五穀豊穣、家内安全、商売繁盛など様々な願いを込め例大祭が開催され、市内を神輿が練り歩く。ほとんどの神輿が「小田原流」と呼ばれる担ぎ方。昔、漁師が網を曳くのに力を合わせるため唄ったという木遣り唄に合わせ、神輿を担いで走り、ピタリと止まる(突っ込む)のが特徴だ。
松原神社
小田原総鎮守の松原神社(本町)では、本日3日に26町内神輿と2つの龍宮神社の神輿と6台の山車が午後4時半から続々と御霊(みたま)入れをする。海に近い地域では4日・5日の朝に、海の中に入っていく「お浜降(はまお)り」も見られる。地区により異なるが、5日の昼頃には小田原駅東口に神輿が集結する。神輿を担いで長距離を走り、木遣りに合わせ駅に突っ込むのが、見所の一つだ。
夕方には宮入(みやいり)が始まり、6つの山車のお囃子の共演が神社神輿を迎え入れる。午後6時半に神社神輿が参道を駆け抜け宮入した後、各町内の神輿が続く。宮入の順番を待つ神輿は、青物町通りで2基、3基と横に連なり合体して走るなど見せ場をつくる。
山王神社
「山王原大漁木遣唄」が無形民俗文化財に指定されている山王神社(浜町)では4日の午後4時半から御霊入れが始まる。5日の午前8時半から山王の海で全4町内神輿が揃って「お浜降り」をする。町内渡行の後、宮入は午後7時から。神社に突っ込む際、鳥居を抜け階段を上り境内へと駆け抜ける様は迫力満点だ。
大稲荷神社
大稲荷(だいなり)神社(城山)では5日の午後5時に小田原駅前錦通りに11基の神輿が集結し神社へと向かう。6時からの宮入で、境内へ続く長い階段を駆け上る様は見所。また小田原では珍しい「どっこい」の掛け声で、神輿を揺らす担ぎ方も見ることができる。
居神神社
国道1号線沿いの居神神社(城山)は5日の朝に早川の海で神社神輿が「お浜降り」する(天候による)。同神社の神輿は担ぎ棒が2本。神輿を左右に地面すれすれまで揺らし回転する「うねり」という荒々しい担ぎ方で魅せる。午後7時からの合同宮入では、木遣りの後に町内神輿が一気に宮入し、最後に神社神輿が入る。
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