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小田原木材の流通拠点に 利用拡大目指しセンター開所

経済

公開:2013年6月8日

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看板は小田原産のタブの木
看板は小田原産のタブの木

 地元産木材の利用拡大に向け、小田原市森林組合(小泉清隆代表理事組合長)と小田原地区木材業協同組合(秋山照輝理事長)の協同による「おだわら木材流通センター」が開設した。5月30日に関係者が集まり、市内久野で開所式が行われた。

 センターは森林組合が提供する用地に、木材業協同組合の大山謙司さん(大山商店代表)の所有する製材機を設置するかたちで運営を開始する。林業界では、流通を取り巻く環境を川に例え、森林の所有者や整備を担う人を「川上」、加工・製材・流通を担う人を「川中」、消費者を「川下」と表現。これまでは川上と川中をつなぐパイプが弱く、川下の需要に応えきれていなかった。今回、木を切り出す山の近くに製材所が設けられ、川上と川中をつなぐパイプが太くなったことで、運搬コストの削減が見込め、流通に拍車がかかることが期待されている。

 開所式で加藤憲一市長は「小田原は広大な山林を有しながら、それを活かしきれていなかった。木材関連の取り組みに携わってきた人たちにとって、今日は節目の日になる」とあいさつ。続いてセンター名を刻んだ看板が披露され、関係者一同からは歓声が上がった。小泉組合長は「公共事業にも、一般の人にも地元産木材を使ってほしい」と期待を込め、秋山組合長は「私たちは木が好きな団体。小田原産の木を使ってもらえるよう努力する」と抱負を述べた。

 今後はセンターに隣接する場所に市が広さ900平方メートルのストックヤードを新設し、流通機能の拡張を進める予定だ。
 

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