並外れたテントウムシ 小田原近隣で400匹見つかる
小田原市を含む県西地域で、体長が2cm近くあるテントウムシが見つかった。
発見したのは「はこね・おだわら昆虫館」の佐藤勝信館長。市内荻窪で昆虫観察をしていた5月2日、桑の葉にとまっている「ハラグロオオテントウ」に気づいた。その後の調査により市内6カ所で約400匹を確認、湯河原や大磯でも生息が確認された。
ハラグロオオテントウは桑の葉に付く害虫を食べる益虫で、関西から西に生息している。佐藤さんは「県内で見つかるのは恐らく初めて。温暖化で、生息地域が東に伸びているのかもしれない」と推測する。一般的なテントウムシの寿命は約半年だが、ハラグロオオテントウは1年半近く生きるという。現在同館では成虫を展示中。開館時間は午前10時〜午後5時で、土・日のみ。(問)【電話】0465・24・3948